明治 「銀座キーマカリー」はどんな商品?
今回レビューするのは、明治のレトルトカレー「銀座キーマカリー」。製造はヤマモリ。醤油などを製造販売するメーカーですが、外国食品のお店で売られているタイカレーのレトルトでもおなじみ。製造がヤマモリという時点で当たりを確信する人も多いのではないでしょうか。
大定番の「銀座カリー」のうち、今回は「銀座キーマカリー」。ラインナップの中では比較的最近発売された商品ですね。
「銀座カリー」とは?
「銀座カリー」は、昭和色の洋食文化の中で登場した、洋食屋さんの英国風ライスカレーを標榜しています。昭和の洋食屋さんにキーマカレーがあったかは少々疑わしいですが、インドカレーのキーマではなく、デミグラスやオニオンソテーを用いたキーマカレーが出てくることが想像できますね。
「銀座カリー」ブランドは、数あるレトルカレーの中でも安価ながらおいしいことでおなじみとなっており、スーパー等では必ず売られている大定番。その中にあっては「銀座キーマカレー」は比較的マイナーな存在かもしれませんね。
「銀座カリー」とは?
箱を開けると、中にはレトルトパウチの袋がひとつ入っています。レンジ調理と湯沸かしボイル調理に両対応していますが、今回は(も)レンジ調理します。
明治 「銀座キーマカリー」食べてみた!
ひと皿のぜいたく、伝統洋食
古き良き銀座の洋食文化を今に伝える「銀座シリーズ」。キーマカリーは、合挽肉と炒めたまねぎを煮込み、香り高く爽やかなスパイスにバターを加えたコク深い味わいに仕立てました。炊きたてのご飯にぴったりな、まさに「ひと皿のぜいたく」。手間暇かけた、誰もが笑顔になる美味しさです。
バターやナッツのコクとトマトの酸味の対比
洋風のカレーらしく、デミグラスソースや玉ねぎのコク・甘みが感じられるカレーですが、合挽挽肉やバターのコクが感じられるとともに、結構スパイシーでインド風のキーマカレーらしさも持ち合わせています。洋食屋さんのカレーと聞いて想像するカレーよりもだいぶスパイシーな印象で、正直私は甘さが感じられる欧風カレーよりスパイシーなインドカレーが好みなのですが、両者のハイブリッドなカレーとなっており、スパイスもなかなかなもので好感が持てました。
辛さは中辛とのことで、確かにスパイスが重厚なので中辛くらいに感じられます。玉ねぎやバターの甘みの奥から感じられるスパイスが魅力的。
合挽挽肉たくさん
この商品、名店再現系や無印などと比べるとかなり安価な200円程度の購入価格だったのですが、それを忘れるくらいきちんと挽肉が入っていて、カレーの味の中で感じられる肉の旨みはもちろん、具としても存在感あって食べ応えがありました。コスパ抜群の評判も頷けるのではないでしょうか。
ごはんとの相性
控えめに言ってごはんとの相性最高です。欧風カレーの甘みだけなら評価を落とすところですがスパイス感も併せ持っているため、デミグラス&スパイスという翼くん&岬くんも真っ青のコンビネーションでスカイラブハリケーンを決めてきます。
オススメ度(標準は3です)
明治 「銀座キーマカリー」
★★★★★★☆☆☆☆(6)
200円程度で買えてしまうことを忘れるおいしさで、デミグラス、オニオンソテー、スパイスが奏でるリッチな味わいを楽しむことができる上、挽肉の量もたくさんで肉の旨みも全開。この価格帯のレトルトキーマカレーでは突き抜けていました。「銀座カリー」のおいしさは有名ですが、「銀座キーマカリー」も素晴らしいです。