ラーメン

「博多一瑞亭」東京の泡系とんこつラーメン新鋭

新宿御苑前にある泡系とんこつラーメンの新鋭「博多一瑞亭」

先日食べた「しばらく 日本橋店」と同じく、とんこつ臭至上主義者の私オサーンのために、ラーメンの知識がハンパない、とあるお方が勧めてくれたお店。東京に住んでいる時からあまり山手線の西側には縁がなかった(通っていた大学は西側ですが)ので、土地勘がない場所にビクビクしながらも行ってみました。

いやーさすが新宿御苑。都心にありながら緑豊かですばらしいですね。浜離宮恩賜公園の広さにも驚くんですが、新宿御苑はその倍の広さがあるとか。浜離宮から間近に見える汐留シオサイトの迫力ある高層ビル群とはまた趣の違う、新宿御苑から少し遠くに見える西新宿の高層ビル群。どちらも一見の価値あります。

そんなわけで新宿御苑前駅からほど近いところにある「博多一瑞亭」。「博多一幸舎」や「博多一双」と同じような、泡系の濃厚とんこつスープなんだとか。評判は聞いているものの、泡系のとんこつスープはまだ未食なので非常に楽しみ。「田中商店」や「ぼたん」とはまた違うとんこつラーメンに期待したいです。

見事な泡とひとクセある強いとんこつ臭が特徴のスープ

注文したのはノーマルのラーメンに味玉の乗った「味玉ラーメン」。味玉が1個半分沈んだ状態で出てきます。それにしても泡立ってますな。とんこつスープの泡立つ成分って一体なんなんでしょうね。ちょっと調べてみましたが、スープの脂分と空気によってできるものだそうです。なるほどなるほど。私が食べたカップ麺での経験では、泡って麺に吸着しやすいので、麺と辛みが良くなって一体感が生まれるんですよね。泡のおかげでスープを濃く感じられます。着丼してこの泡を見て期待がさらに膨らみましたよ。

麺はバリカタで注文。麺が伸びないようにとささっと写真を撮る。不器用な質なもので、何かに注力すると別の何かが抜けてしまうのですが、スピードと手ブレに細心の注意を払う。こういう当たり前のことが当たり前にできる素敵な大人になりたいものだ(もう良いお歳ですが)。

油は多くないのでサラッとしている感じなんですが、強いとんこつ臭とキリッと引き締まったしょうゆ味。これは・・・メチャうまじゃないですか!とんこつ臭にひとクセあって、鼻にツンとくる感じがまたたまりません。泡の効果か、思いのほかスープも濃く感じられます。これは田中商店系とは一味違う魅力あふれる一杯。

泡だけではなくて、スープにちょっと粘りがあります。ちょっと口に残る粘着性。これがひょっとするとひとクセあるとんこつ臭の大きな要因かなと思いますが、とにかくうまい。「しばらく」とともに、ここも東京出張の際には必ず訪れなければいけないお店になりました。大・満・足!!

またやってしまったスープ飲み干し。底にたくさんたまるとんこつの骨粉。この骨粉の量は田中商店並みですな。

それにしても私、とんこつラーメンを評するのに、ほぼスープのことしか書いていませんね。スープさえおいしければ麺や具にそれほど執着はないみたいです。まぁそういう人は多いですよねきっと。

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