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「MEN-EIJI 南3条店」の限定メニュー「背脂ゴンブト煮干しラーメン」は確かにゴンブトだった

札幌で最も人気のあるラーメン店のひとつ「MEN-EIJI」

札幌といえばみそラーメン王国ですが、みそラーメンは売りではないラーメン店も多く存在していて、そのうちのひとつが今回の「MEN-EIJI」。魚介豚骨のラーメンとつけ麺で有名になり、テレビで紹介されたことも相まって、今や札幌でも指折りの人気店になっています。

実は私、この店がまだ知る人ぞ知る隠れたおいしい店だった時に足繁く通っていて、この店のとんこつスープのおいしさに魅了されていました。当時まだ店主と奥様が二人で店を切り盛りしていて、ランチタイムの終わった時間にご夫婦と長話させてもらったりもしました。訳あって行かなくなったのですが、行かなくなった今でもこの店のとんこつスープは札幌最強だと思っています。

店主「無化調でスープ作ってるから原価が大変なんです」
オサーン「無化調で原価高いって言ったら東京の「斑鳩」思い出します。あそこおいしくて大好きなんですよ」
店主「私、斑鳩で修行してたんですよ!」
オサーン「まじっすか!」

ってな会話から話が弾んだのを覚えています。

札幌のみそラーメンは化学調味料を使いすぎていて自然な味ではないので、いつか自分が無化調で新しい札幌みそラーメンを作りたいとも仰っていました。今やその意志は現実化されているみたいです。他のラーメン店との交流もたくさんしていて、すごい行動力だなぁと思って見ていました。

「MEN-EIJI」の札幌都心にある支店「MEN-EIJI 南3条店」

訪れなくなてからもう何年ぶりですかね。以前親しくお話させてもらっていたこともあり、本店で店主夫婦とご対面するのはちょっと気まずい(とは言っても店主さん夫婦は私のことを覚えていないでしょうが)ので、本店の平岸のお店ではなく、都心にある支店「MEN-EIJI 南3条店」に伺うことにしました。

店内はカウンターがメインで、目の前で調理を見ながら待つことができます。食券機で券を買い、店員さんに渡して席につきます。夜遅くに訪れたのですが、席はびっしり埋まっています。さすが人気店。そして、ふと見上げると目の前でラーメン作っていたのが店主の奥様。え~支店なのになんでこっちにいるんでしょうか。一人勝手に気まずくなります。完全に自意識過剰なんですけどね。そうこうしているうちに店主まで顕現してしまいます。なんでよー支店に来た意味がないではないか!

「MEN-EIJI 南3条店」期間限定メニュー「背脂ゴンブト煮干しラーメン」

大好きだった魚介豚骨系のラーメンを注文しようと思っていましたが、限定メニューで「背脂ゴンブト煮干しラーメン」というのが目に入り注文。以前、この店が煮干しラーメンを作り始めたあたりに食べたことがあり、その当時は強い煮干しに大好きなとんこつスープの組み合わせで、とんでもなくおいしかったんですよね。それからそれなりにいろんな煮干しラーメン食べましたが、いまだにあの時の煮干しラーメンがいちばんおいしかったと思っています。

奥様が作り、店主が具をのせてくれた(私はうつむきつつチラチラ盗み見していました)一杯がやってきます。大量の背脂が浮いたしょうゆラーメン。

赤みがかった大きなチャーシュー2枚に、ねぎ、そしてEIJIの特徴のひとつである玉ねぎ、私が通っていた当時にはなかったごぼうと岩のりというおしゃれな具が並びます。相変わらず洗練されてるなぁ。

麺は手揉みの極太平打ち麺で、まさにゴンブト。加水は多めで弾力があってつやつやしています。そして何と言っても大量の背脂!見た目のインパクトが大きいです。

私が好きだった昔の煮干し+とんこつのスープではなかったですが、強めのしょうゆ味に煮干しが効き、背脂はたくさん入っているのですがスッキリした味。ガッツリ濃い煮干しという感じではなくバランス型。洗練された味でおいしかったです。でもまたあの煮干しラーメンが食べたいな。

そんなわけで超久々の「MEN-EIJI」でした。またそのうちこっそり食べに行きたいと思います。

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