激戦の府中ダートから一路青砥へ東京横断
いよいよオサーンの東京出張スタートです。出張とか言って最初の予定が大学時代の友人達と東京競馬場で競馬観戦。ひとり待ち合わせに遅刻しそうな友人がいて、電車使うより車の方が早いらしく車で来ました。
無事競馬を何とかトントンで終え、では次どこ行こうとなったところで、車乗ってきた友人氏がぜひとも食べさせたいラーメンがあると言ってきてくれました。乗りましょう車!食べましょうラーメン!行き先を特に聞かずに車に乗り込みましたが、そこで告げられた行き先が青砥。
青砥ってあの葛飾の青砥?東京の北東端の青砥っすか?ここ府中でっせ?東京の西側だけど・・・。急遽決まってしまった東京横断ウルトラクイズ。私オサーン、実は自分以外の人が運転する車に乗るのが苦手で、すぐ車酔いしてしまいます。人によってブレーキ踏むタイミング違うのがどうも原因のようで、自分の思っていないタイミングでブレーキ踏まれるとすぐやられてしまいます。
そんな中、中央道から首都高を車は進み、まるでワープのようにあっという間に上野へ。ワープだよこれ!いやー東京ってとこはすげーなぁ。そりゃ電車より早いわ。ということで青砥まであっさり辿り着いたものの、友人氏が目指したお店がまったく見つかりません。スマホで検索してみたところ、なんと青砥の店は閉店し、松戸に移転しているというではないですか!ありゃー。
今度は下の道を通ってドライブは続きます。ここで残念ながらオサーンさんやられてしまいました。目指す店は松戸の三郷や流山寄りの、流山街道沿いにありました。上野から下を通って行くにはちょっとしたドライブになってしまい、私の体が持ちませんでした。すっかりやられつつ、何とかお店に辿り着きます。
道沿いに立つこの看板が目印。いやー分かりづらくて一度通り過ぎてしまいました。でも、友人氏の力を借りなければ絶対来なかっただろうお店で、良い出会いになる気がします。
駅から遠いのにお客さんが溢れる店「屋台ラーメン とんこつ貴生 松戸本店」
もうなんでしょう、只者ではない雰囲気をビシビシ出しているお店で、もう夕食時を過ぎた日曜夜にもかかわらず、ちょっと待ち人が並んでいます。近くに駅ないんですよ!これはひょっとするとひょっとするのではないか。友人氏激推しの店だし。
近くに日大松戸歯学部があるようです。目印はそれになるのかな。
屋台ではないですが、屋台風の佇まいです。車酔いでやられながらもなんとかお店の外観撮りました。もう構図もへったくれもないですが。
私の注文を待つことなく、友人氏は人数分のラーメンを注文します。おー、オートマティックですか。注文したラーメンの名は「ミソホルモン」。え?焼き肉?ってか、本来ならいかにもごはんがあいそうなメニューなんですが、車でやられているオサーンさんはラーメンだけでも完食できるか疑問。泣く泣くごはんは断念しました。
背脂チャッチャの豪快なラーメン!
店員さんが豪快に背脂を散らして「ミソホルモン」登場。すごい背脂!!お店は「とんこつ貴生」ですが、おそらくこのラーメンはみそラーメンにホルモンがのっているから「ミソホルモン」なんでしょう。ベースはおそらくとんこつだと思われます。
表面に浮かぶ大量の背脂。デフォで入っているたまご。そして何と言ってもなんか赤いやつ!これは「ホルモン」。チャーシューみたいに入っているのがホルモンです。
麺は平打ちの太麺。多加水の弾力ある麺というよりは、低加水気味の歯切れの良い麺です。札幌のみそラーメンとはだいぶ違うみたいです。ちょっと茹で方がかためなのは私好み。車酔いでやられているのでこのかたさは胃の負担激しそうですけどね。麺量も2玉くらいあるんじゃないかという量で、これはガッツリ系のお手本みたいなラーメン。
スープはみその味はそれほど強くなく、とんこつが強いです。それに油を炒めた風味と背脂がとても強く感じられ、独特のこってりみそラーメンになっています。量も味も激しい。激しいってかかなり香ばしいラーメン。ちょっととんでもなくおいしいです。ビックリしました。聞いたこともないラーメン屋のラーメンがこんなおいしいとは。個人的には札幌みそラーメンよりこのみそラーメンの方が好きです。
ものすごくやわらかく!ものすごく辛い!!なんだこのホルモンは!!
そしてこの一杯の主役は何と言ってもホルモン!いやーホルモンと言われないとホルモンとは思えないやわらかさ。食べた後の今でもこれ本当にホルモン?と思っています。そしてとにかく辛い!これ単体で食べるなら激辛も激辛!!むせました咳き込みました舌が痺れました。
このホルモンのまわりについている辛だれはスープに溶かして食べるものと思われ、溶かすとスープが良い感じで辛くなります。辛いの苦手な同行の友人はそれでも咳き込んでましたけどね。
いやー思わぬ広いものというか、隠れた名店って本当にあるんだなぁと実感しました。今回の東京出張初のラーメンでしたが、このラーメンがこの出張いちばんだったなんてこともあるんじゃないかなと思いました。友人氏ありがとう本当おいしかった。また連れて行ってください!