今回の出張で行っているお店はなぜか東京の北東側と千葉に偏っている
今回の出張で最初に食べたラーメンは千葉だったし、その後も蔵前や錦糸町のお店に行っているので、なんだか東京の北東側と千葉の方面に集中している感じがします。そして今回のお店も錦糸町からそれほど離れておらず、錦糸町と両国の間にあるお店です。
今回伺うのは、「とんこつラーメン よかろうもん」。東京のとんこつ好きの方にとっては有名なお店ですよね。なんでんかんでんや金太郎の流れを汲む、とんこつラーメンの名店中の名店です。私が愛して止まない田中商店やぼたんと源流が同じということになります。
奇抜な黄色が目印の「よかろうもん」
お店は両国駅と錦糸町駅の中間あたりにあります。私は両国側から歩いて向かいましたが、国技館や江戸東京博物館下町の雰囲気が色濃い住宅地で、なんだかのどかで良い感じ。都心からあんまり離れていないんですけどね。これは良いところだぜひ住みたい。時折見える東京スカイツリーも良い感じです。
そして今回訪れた「とんこつラーメン よかろうもん」は、黄色い壁が特徴の奇抜な佇まいのお店です。黄色い建物といえば黄色いビル。そして隣の青いビル。どっちもよく行ったなぁ。競馬とプロレスの聖地。いや黄色いビルや青いビルの話を始めちゃうと今回のお店となんにも関係なくなっちゃうのでやめときます。
お店には開店時間の11時半より10分ほど早く到着する気合いを見せたのですが、すでにお店の前には2人ほど先客がいらっしゃいます。片方は近隣にお住まいと思われるご年配で、もうひとりは遠方からと思われるバックパックの若い方。近くからも遠くからも開店前に来させるほど人を惹きつけるお店ということですね。
今回注文するのは「煮たまごラーメン」。そして朝から気合入っているので「ライス」もいっちゃいます。出張中に体調崩すのが嫌だったので、ここまで極力食べ過ぎには気をつけてきましたが、この店で体調崩すなら本望。おいしいとんこつスープなのにごはんが横にない後悔の方が強いと判断しました。いわば、食べる前から勝利を確信しているわけです。
「よかろうもん」のラーメンはなんでんかんでん系そのものの姿
注文してから5分くらいで「煮たまごラーメン」到着。いやーこの姿、なんでんかんでん系そのものですね。まず目を引くのがなんでんかんでんの代名詞たる「プリントのり」。おそらく田中商店のプリントのりと同じく、なんでんかんでん系列の「株式会社大政」謹製のものだと思います。
そして見た目の華やかさ、きれいさからは程遠い、雑然とした姿。これは本家のなんでんかんでんや、大塚の「ぼたん」と共通していますね。金太郎や田中商店はもっと整ったフェイスをしていました。もうちょっと見た目も気遣えばいいのにと思うのですが、そんなこといいから早く食えやと言われているかのような、良い意味で気合いが入ります。
激しいとんこつ臭を感じるスープの虜に
麺は極細ストレート。やはりとんこつラーメンはこうでなくちゃ。スープは「田中商店」に比べるとだいぶ黒くて、「ぼたん」よりは黒くない。「田中商店」のように油がたくさん浮いているわけではなく、「ぼたん」の方が近そうな印象です。
もう写真撮っている時からとんこつ臭でくせーくせー。いやーたまらん。一口食べると、鼻に突き抜けるとんこつ臭はもう極上この上ありません。これだよこれ!一本筋の通った強烈なとんこつ臭は、「田中商店」や「ぼたん」と共通するものでした。
「田中商店」はとんこつ臭と豚脂のダブルパンチでおいしいし、「ぼたん」も強烈なとんこつ臭がおいしさの秘訣ですが、こちら「よかろうもん」はなんていうんですかね、ワイルドとでも言いますか。とんこつ臭がツンの強さなら最も上かなと思います。激しいです。これはうまい、虜になってしまいそう。総合力では「田中商店」が良くても、とんこつ臭を味わいたいならこの店が一番かもしれません。
東京滞在時は何が何でも訪れたいお店リスト上位に加わった「よかろうもん」
いやーだいぶ興奮してしまいましたが、煮たまごも濃い味付けでおいしかったです。ライスにオンして食べると最高です。ちょっとスープをかけても良い。完璧じゃないですか!!
結局スープは全部飲み干しました。とんこつ臭の激しさの割に骨粉は少なめでした。それでもきっちり入っています。
とんこつ臭大好きの私オサーンはもちろん大きな期待を持って「よかろうもん」に伺いましたが、期待以上のワイルドなとんこつ臭に感動してしまいました。これは東京に滞在する時は何が何でも訪れなければいけないお店になりました。参った参ったここまでおいしいとは。なぜ今までこの店に来なかったんだろうと、過去の自分のバカ加減に呆れるレベルです。
とんこつ臭好きなら是非!!