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ついに念願の「大砲ラーメン 本店」でとんこつ臭プンプンの「昔ラーメン」を食す!

ついにとんこつラーメンの聖地久留米へ

太宰府の「茶房きくち」で梅ヶ枝餅を2個いただいた後は、西鉄に乗りとんこつラーメン発祥の地にして聖地である久留米へ向かいます。久留米市は政令指定都市である福岡市、北九州市に次ぐ福岡県第3の都市で、人口が30万人もいる大都市。JRにも久留米駅がありますが、市街地の中心は今回乗った西鉄の西鉄久留米駅で、今回お目当てのお店も西鉄久留米駅から徒歩圏内にあります。

久留米にはとんこつラーメン発祥の店として知られる「南京千両」があって、一度ぜひ食べてみたいと思っていますが、今回は時間の制約上立ち寄ることができません。今回伺うのは久留米ラーメンと言えばこの店!と言って良い、そう。この店です。

念願の「大砲ラーメン 本店」は平日昼前なのに長蛇の列

泣く子も黙る久留米とんこつラーメンの名店「大砲ラーメン 本店」。とんこつラーメンが大好きな私にとって、夢にまで見た名店中の名店です。札幌ラーメンの「すみれ」的な位置づけにあるお店かと思います。お店にたどり着く前から盛大に匂ってくるとんこつ臭。まぎれもなく聖地にやってきたのだと実感します。

開店時間である11時に間に合うようにと逆算しながら大宰府をまわったため、11時ちょっと過ぎにはお店に到着。でもすでに長蛇の列でした。平日の昼前なのに大盛況。これはおそらく開店前から列ができていたっぽいですね。

それでも回転が早いのか、列の長さほど待たされず、15分強で店内にご案内となります。いやーついに来ちゃいましたよ。憧れのラーメンすぎて緊張してしまいます。

注文したのは「昔ラーメン」(+ごはん)。大砲ラーメンには大きく分けて「ラーメン」と「昔ラーメン」の2種類があり、「昔ラーメン」は通常のラーメンよりラード等でこってりしている、お店が屋台時代のラーメンとのこと。大砲ラーメンの代名詞的な存在ですよね。

「昔ラーメン」登場

注文して程なく「昔ラーメン」が眼前に。遠い北の地に住む私が、まさかとんこつラーメンの雄に、しかも本店で目の前にする日が来るとは。感無量です。完全に舞い上がっています。私が食べ始める前に、隣りに座っていた男性客2人組が、「やっぱここがいちばんうめぇなぁ~」とか言いながら食べているものだから、余計にテンションが上がってしまいます。

テンションが上がったことが災いし、冷静にどういう写真を撮れば良いかとか全然考えることなく、頭真っ白で写真を撮ってしまいました。いや一応手ブレとかはしていないんですけど、この写真からだと「昔ラーメン」の特徴である、豚脂ラードの揚げ玉「カリカリ」が見えないんですよね。泡の下に隠れています。ちょっと残念。でも久留米ラーメンらしい泡だったスープの臨場感、こってり感はと伝わってくれるのではないかと思います。

すごいとんこつ臭!すごいこってり感!

麺は博多ラーメンに比べると太いですが、私のように普段とんこつラーメンにあまり接していない人からすれば十分に細い麺です。わかりづらいですが、写真の右下に「カリカリ」が見えます。1個でも無事写っていて良かった。

それにしても想像通りのすごいとんこつ臭。口に入れた時の鼻を貫くとんこつ臭はもう至福以外の何物でもありません。溶け出した「カリカリ」による豚脂の立ち上りも強烈で、いやーうまい。うますぎる。これが久留米ラーメンなのか。あまりの迫力に箸を止めることができません。しょうがないので心の中で隣の2人組にサムズアップしておきました。そのとおりだったよ!と。

とんこつ臭が強いだけなら東京にも負けない店は多くありますが、強烈な豚脂と共に香るとんこつ臭というのはそうそうお目にかかれません。それこそ、東京なら「田中商店」くらいしか思い浮かびません。とんこつの濃度で言えば田中商店の方がだいぶ上のように感じますが、大砲ラーメンのスープの方がクセが強いです。そのため、とんこつ臭の鼻への貫き方(こんな表現で伝わるのかな)がちょっと違うんですよね。甲乙つけ難いです。つける必要なんかないですどね。

当然ながらスープ全部飲んでしまいます。一緒に注文したごはんともよくあうスープでした。当然丼の底には大量のとんこつの骨粉。結構な量ありました。強者の証ですねこれは。ぜひともまた食べたいラーメン。今度はもっとしっかり「カリカリ」を撮ってやろうと心に誓いました。

いきなり最強のとんこつラーメン店から訪問してしまったため、これからの福岡滞在中に食べるとんこつラーメンが消化試合化しないか心配になりましたが、それが杞憂に終わるのは後々の話。これからは福岡市内(ほぼ博多)でのレポとなります。

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