チャーハン ラーメン

「こく一番」の並なのに大盛サイズなチャーハンについてくるのはスープじゃなくラーメン!!

大盛チャーハンを求めて「こく一番」へふらふらと

飽くことのない果てしないチャーハンへの欲求が大盛になっているチャーハンです、いやオサーンです。その渦高き渇望はまるで大盛チャーハンかのようです。いっそ自らチャーハンになってしまった方が幸せな気がします。Mr.炭水化物、魚沼特命観光大使にどうですかね。

いや、貧乏ヒマなし出張帰りの残務処理でいろいろ忙しくて、多少頭がおかしくなってしまっています。

さて今回訪れたのは、ラーメン店の「こく一番」。札幌市電の「ロープウェイ入口」から近いところにあるお店です。横にお肉屋さんが併設されていて、お肉屋さんが経営するラーメン店のようです。今回はここのチャーハンが独特だと聞き及んでやってきた次第です。

もちろん大盛なことが有名なんですが、他にも大きな特徴があるそうで、体験してみたいと思います。

お店には平日、開店の11時からそれほど経っていない11時10分あたりに着いたんですが、中に入るとお客さんでびっしり。待っている人までいて、結構な人気ぶりです。待っている人用のベンチに座って待つように言われますが、そのベンチ、併設されてつながっている肉屋さん側にあって、ラーメン屋来たのに肉屋で待つという不思議な体験をしました。

そして、その肉屋側からラーメン店側にどんどん料理が運ばれていきます。ん?これはどういうことだ?と観察してみると、カツカレーとかフライ定食系のメニューが肉屋側から運ばれていることがわかりました。なるほどなるほど。ラーメン店側の人はラーメンやチャーハンに特化して、他は肉屋側が担当ですか。それにしてもカツカレーがやたらおいしそうに見えて、次来たら絶対カツカレー食べようと心に誓いました。

ボリュームある料理を供していることは座って待っているとよくわかりましたが、とにかく待ち時間が長い!席に座って注文した客にもなかなか料理が供されず、開店が悪いです。理由は後述しますが、ある程度待ち時間は覚悟しなければなりません。近隣にオフィスとか結構ありますが、時間が読めないので仕事時間で来るのにはなかなか向かないかもしれませんね。

結局、席に通されたのが11時45分。2人待ちで入ったのに35分も待ってしまいました。

今回注文したのはチャーハン。大盛じゃなく並盛サイズ。850円。正直、わけあってビビっての並です。並チャーハンなんて今まで注文したことあったのかしら?理由は後述します。

速攻で注文するもそこからまた長い待ち時間。料理が目の前にやってきたのは12時過ぎていました。店入ってからラーメンやってくるまで約1時間。時間はなかなか厳しい。

並盛チャーハンのはずなのにマウンテンが登場!!

さて長いこと待っていたことがやっと報われる時間になりました。チャーハンの登場。いやーマウンテンです。他店なら大森サイズです。あーこれだと大井町と蒲田の間になってしまう。大盛サイズ。大森は海に近いから山はないはずなのにマウンテン。でも今回注文したのは大盛じゃなくて並盛だからマウンテンで問題ないかも。すいません意味わかりませんね。

たまごに、細切れになったチャーシュー、ねぎが入り、チャーハンの基本的な構成です。大粒の具はあまりなさそうです。

食べてみると、ごはんはパラパラはしておらず、ややしっとり気味。化調の効かせ方はほどほどで、油もそれほど強くなく、ギラギラした味のチャーハンではありませんでした。具は細かいものの量は結構入っているようで、たまごやチャーシューの味をしっかり感じさせる構成になっていました。

残念ながら私の好みのギラギラチャーハンではなかったですが、常識にかなったおいしいチャーハンなのは間違いありません。この味で並盛なのにこれだけ大量に食べられるなら、そりゃお客さんもたくさん来るわなと納得する味。なにせ満員のお客さんの半分程度はチャーハンを注文していましたからね。

チャーハンについてくるスープがラーメン!!


スープとともにいただくチャーハン・・・これスープじゃないですよね。そうなんです。この店でチャーハンを頼むと、スープ代わりにラーメンが付いてくるんです。チャーハンだけではなく、定食やカレーを注文してもラーメンがついてくるようです。今回大盛ではなく並盛にしたのはこれが理由。また、客の回転が悪く待ち時間が異様に長いのも、チャーハン作った後にラーメンを作っているためです。チャーハンもラーメンもお店の男性一人で作ってますからね。さらに、肉屋の方で作っているメニューもラーメンつけるので、結局ほぼ全員分のラーメン作ってるので時間かかりますよね。しかもカウンターに座っている人が結構気軽に話しかけているものだから、なかなか調理に集中できる感じでもなさそう。

こちらがお店的には「スープ」と言われているラーメン。おそらく麺はほぼ1玉入っています。私に供されたのは塩ラーメンでした。ラーメンの味はお任せということになっているはずなんですが、これもまた常連客は気軽に味を指定してきます。ルール違反を笑って許す男性店員さんの広い心には感銘を受けますが、ルールを守る客もいる中でルール違反を認めてしまうのはどうなんだろうかと思わなくもなかったです。お店のラーメンには味噌、正油、塩の3種類あるようで、その中でもルール違反の客は味噌と正油を言いつける人が多くて、きっと自分のところにはバランスを取って塩ラーメンが来るんだろうなと思って待ってたら、案の定塩ラーメンでした。選べるなら私だって味噌や正油が良かったよ。

でもお得感が凄まじいのは間違いなく、塩ラーメンもしっかりおいしかったです。さすがにマウンテンのチャーハンとラーメンを食べて、スープを飲み干すことはできなかったです。それにしてもこう見るとチャーシューすごいな。ちょっと原価率高すぎじゃないですかね儲かってるのかな。

ラーメンのスープは残したけど、チャーハンはしっかり完食。おいしかったです。何よりも量が、サービス精神が素晴らしいお店で、もう少しオペレーションを向上して客の回転を早めてくれたらさらに通いたくなるお店になるのではないかと思います。文句も書いてしまいましたが、出てきた料理は満足だし、サービス精神旺盛なのも素晴らしいと思うし、次はカツカレーを食べに行きたいと思います。

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