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ど迫力えび天丼の「赤字丼」を食べに北海道長沼町の「いわき」へ

知る人ぞ知る「赤字丼」

北海道長沼町は札幌近郊にある農業の町で、米や大豆を始め、野菜など多岐にわたって生産されています。町役場のある市街を除き、札幌が近くにあるとは思えない広大な農地が広がっています。農地を縫うように走っている道路沿いに「赤字丼」の大きな看板を見かけるので、このあたりを走っている車の中で「赤字丼ってなに?」という会話は結構あるあるネタなのではないかと思います。

「赤字丼」は長沼町市街にある「いわき」というお店で供されている

「赤字丼」を供する「いわき」は、長沼町市街にある役場のすぐそばにあります。基本的には仕出し料理のお店で、仕出しで忙しい土日はお店はお休みなので、「赤字丼」は平日しか食べることができません。火曜日も休みで、食べられるのは平日の4日。しかも営業時間が11時から15時までで、結構ハードルが高いです。

「赤字丼」とは、特大のえび天が5本ものったえび天丼で、原価が高くて黒字にならないから「赤字丼」なんだそうです。お店のメニューには「赤字丼」の他に、「黒字丼」や「白字丼」もあり、「黒字丼」はずわいがにの天ぷらがのったかに天丼、白字丼はわさび風味のマヨネーズがかかった豚丼だそうです。私はこの店何度か訪れていますが、「赤字丼」の魅力がありすぎて、他のものを食べたことがありません。いつか黒も白も食べてみたいと思っているのですが、ハードル高いのでなかなか伺えません。

「赤字丼」は特大えびが5本のった大迫力の逸品

こちらが「赤字丼」!写真では伝わりにくいかもしれませんが、すごい迫力です。味噌汁、はるさめサラダ、漬物が付きます。これで税込1,350円。コスパ良すぎます。油ものが苦手な人だと、この見た目だけで胸焼けするんじゃないかと心配になります。天丼好きにはたまりません。

衣はそれほど厚くなく、サクサクしています。特大えび5本の迫力は凄まじいですが、ただ大きいだけではなくおいしいです。たれは甘めで、濃くはないです。個人的には下品なほどたれがかかっていて欲しいのでちょっと物足りないものの、見た目の割に上品な味です。ご飯の量はそれほど多くないので、えび5本やっつけられれば完食は可能かと思います。

かくいう私は、大食いではあるものの油ものがそれほど得意ではないため、完食はできますが食後は結構ダメージが残ります。それでもまた食べたくなる魅力に溢れています。大食いも唸らせる上、味も上品でおいしい。遠くても、有給休暇とってでも、訪れる価値のあるお店だと思います。

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